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(群馬県高崎市)
故郷の寺が解散することになり、最後の法要と檀家(だんか)の「お別れの会」があった。400年余の歴史のある寺だが住職の後継者がいなかった。
檀家の手で維持されてきたものの力尽きた形で、今年末に同宗派の寺に「吸収合併」される手続きが整った。「お別れの会」では涙ぐんで解散を惜しむ声も聞かれた。
実は、この寺は私の実家のことだ。兄弟に僧職を継ぐ者はなく、私も高校を卒業すると東京に出て帰ることはなかった。
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