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クローズアップ2018

粗悪学術誌横行 研究者、手軽に実績 投稿、数日で了承

ハゲタカジャーナルのずさんさを証明するため、米国の研究者が2014年に投稿し、掲載された論文。科学的に意味のない文章をコンピューターで作成し、著者名を米国のテレビアニメ「ザ・シンプソンズ」の登場キャラクターなどにしている

 ずさんな審査で論文をインターネットに掲載し、掲載料を得る粗悪学術誌「ハゲタカジャーナル」がはびこっている。「厳正な審査を通った」という学術論文の前提を覆し、科学研究全体の信頼をおとしめる存在だが、国内からの投稿も多い。横行する背景に、手軽な業績作りを図る研究者の心理が垣間見えるものの、国や学術界の動きは鈍い。【鳥井真平、阿部周一】

 ハゲタカ誌は研究の世界で大きな問題となっている。米コロラド大デンバー校の図書館員だったジェフリー・ビール氏が2010年ごろ、ずさんな審査など問題のある学術誌や出版社のリストをネットで公開(17年に閉鎖)し、注目された。リストによると、13年ごろから年に数百誌以上のペースで増えた。海外の調査で、14年時点でハゲタカ誌に40万本以上の論文が掲載され、掲載料として7400万ドル(約84億円)が支払われ…

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