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演劇

文学座「ジョー・エッグ」 シュールなブラックコメディー=評・濱田元子

(左から)栗田桃子、沢田冬樹、平体まひろ=宮川舞子撮影

 文学座アトリエ公演らしい、実験精神あふれる舞台だ。約半世紀前に初演された、英劇作家ピーター・ニコルズの自伝的要素の強い作品。重い障害がある子供を育てる夫婦の葛藤という深刻なテーマを軸に据えながら、英国らしい痛烈なブラックコメディーが欺瞞(ぎまん)を突き、示唆に富む。

 舞台は1967年12月。教師のブライ(沢田冬樹)とシーラ(栗田桃子)の夫婦、そして10歳の娘ジョー(平体(ひらたい)まひろ)の家族に、ブライの母グレース(寺田路恵)ら周りの思惑が絡んでいく。生活の大半を世話に費やし、ここ10年夫婦仲はぎくしゃく。ブライは演劇サークルに通うシーラの不倫を疑う始末だ。

 家庭劇のようでありながら、物語の位相やリズムは変化に富む。夫婦の会話かと思えば、観客に向かって語り…

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