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患者さんから教わる 村田美穂(むらた・みほ)さん=膵(すい)がんのため、9月9日死去・60歳
全国6カ所の国立高度専門医療研究センターが持つ8病院で、院長になった初の女性だった。パーキンソン病治療の臨床医としても知られた。
開学間もない筑波大で医学を学んだ。聡明(そうめい)で優しく、しっかり者。女子は1割ほどだったが、同学年の親友で眼科医の山倉右子(ゆうこ)さんは「男子のことは弟のように見てたんじゃないかしら」と懐かしむ。
神経内科に進み、後に「皇室の主治医」になる故・金沢一郎さんが指導教官に。意欲あふれる若手が集まったが、難病患者の多い診療科だけに、医師はつらい思いもする。村田さんは休憩室で一人涙することもあったという。
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