顔に皮膚病の跡が残り、飼い主が見つからなかったラブラドルレトリバーの「クリスティン」(雌、1歳)が東京税関麻薬探知犬訓練センター(千葉県成田市)で4カ月間の訓練を受けて合格した。好奇心旺盛で草むらややぶの中に何度も入って擦り傷だらけになり、細菌性の皮膚病を患ったクリスティン。その性格は麻薬探知犬に合っており、1月から北海道の新千歳空港などで麻薬の密輸防止の最前線に立つ。【中村宰和】
新潟生まれのクリスティンは体重27キロで、皮膚病の影響で鼻や目の周りの毛が抜けている。ブリーダーが飼い主になってくれる人を探したが、なかなか見つからなかった。一方で、遊び好きでにおいに敏感に反応する特性を見抜き、同センターで麻薬探知犬として訓練を受けさせることにした。訓練は今年7月末に始まり、麻薬を見つけると、ほめられ、遊んでもらえることを覚えさせた。最初に大麻で訓練し、においが弱い覚醒剤やヘロ…
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