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 2006年の「花よりもなほ」は是枝裕和監督による初の時代劇だ。馬場正男は、古い仲間の三輪良樹と美術管理として関わり、是枝や美術監督の磯見俊裕を驚かせた。

 仇(あだ)を探す浪人を中心とした人間喜劇。くぼ地の底に傾いて建つオンボロ長屋が、物語の舞台だ。是枝のセットのイメージは、黒澤明の「どん底」「どですかでん」、あるいは「ルネ・クレールとかの古いフランス映画の下町モノ」だったという。

 磯見は時代劇なら京都とロケ地を探したが、適地が見つからない。京都映画の撮影所で馬場らと出くわし、美術のイメージを説明した。是枝の注文は「坂道の途中に建てられた、直線の無い、全て傾いている長屋」という難題。「家が傾いたりゆがんだりして、土壁も崩れて。東京の大道具さんに説明すると、図面にしろと。そうじゃなくて三次元的なゆがみをやりたいんです」と言う磯見に、馬場は「やれんことないで」と答える。しかも場…

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