キャンパる・大楽人
創り出す、自分だけの物語 大陸、言語、歴史 緻密に設定「人工世界」 東大3年・中野智宏さん
毎日新聞
2018/12/18 東京夕刊
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幼いころ、ノートに自分の考えた世界の地図や呪文を書く。そんな経験をしたことのあるファンタジー好きは少なくないだろう。その心を持ち続け、10年以上かけて「人工世界フィラクスナーレ」を創ってきた東大生、中野智宏さん(3年)に会いに行った。【一橋大・川平朋花】
「人工世界」は、大陸や言語、歴史までを緻密に設定した、いわばもう一つの世界だ。中野さんが自身の人工世界「フィラクスナーレ」を創り始めたのは小学5年生のとき。幼いころから好きなファンタジーの世界に憧れ、ノートに小説を書くところから始まった。
中学生のときにJ・R・R・トールキンの「指輪物語」と出合う。エルフなどの人間ではない種族が話すオリジナルの言語に感銘を受けた。
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