古文書

鳥羽で発見「朝鮮人御馳走就御用 高懸り帳」 通信使接待費、領民が負担 藩財政厳しく、しわ寄せ /三重

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 鳥羽市の離島・答志島の桃取町で見つかった古文書「朝鮮人御馳走(ごちそう)就(につき)御用 高懸(たかかか)り帳」が、江戸時代中期の「朝鮮通信使」の接待を担当した鳥羽藩主の命を受け、当時の「桃取村」の庄屋が村人から割当金を徴収した帳簿と判明した。専門家は「接待費の一部を領民が負担したことを示す文書類は珍しく、とても貴重な資料」と評価している。

 解読した県史編集委員の吉村利男さん(70)によると、この時の朝鮮通信使は1764(明和元)年、朝鮮国王が徳川将軍就任を祝って派遣した。幕府から接待を命じられた鳥羽藩は、東海道の赤坂宿(愛知県豊川市)に出向き、4000人を超す一行の昼食を往復とも担当した。通信使は国賓待遇だったため、食事や休息などで失敗は許されなかったという。

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