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火論

走者は水に潜った=玉木研二

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 歴史研究の手法である「オーラルヒストリー」は、体験者の口述を丹念に聞き取り、史料からはわからない側面を記録、分析する。

 といえば硬いが、小説家の長谷川伸が「紙碑(しひ)」と呼んだ市井の人々の記録とつながるようだ。立派な石碑に刻まれる偉人ではなく、教科書に居場所なき人々である。長谷川は好んでそれを書いた。

 広島のフリーライター、西本恵(めぐむ)さん(50)が「広島カープの原点」を深掘りしようと10年がか…

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