- Twitter
- Facebook
- はてなブックマーク
- メール
- リンク
- 印刷
今週の米連邦準備制度理事会(FRB)での政策金利の0・25%引き上げは、先週末段階で過半の市場関係者が予想していた。2カ月ほど前には、来年は3度程度の引き上げ実施予想が有力だったが、師走の段階では来年は金利引き上げなし説も出てきた。
まず誰しもが予想外だったのは11月の原油の20%を超える値下がりだ。これで11月の全米でのガソリン価格は対前月比4・2%下落となった。食品とエネルギーを除いた中核的物価上昇率は、10月も11月も対前年同月比2%強で基調の変化はない。歴史的な雇用情勢の改善のなかで、こうした2%程度の物価上昇率の持続可能性は原油下落でむしろ高まった。過熱…
この記事は有料記事です。
残り429文字(全文715文字)