こちらネット相談室 最近耳にする「ダークウェブ」って? 犯罪の温床も アクセス禁物
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仮想通貨の盗難事件で換金に利用されるなど新手の各種犯罪の舞台となるダーク(闇)ウェブは、流行語大賞のノミネート30語に入った。最近、ダークウェブに近づきやすくなっている現状を心配する声も上がっている。
匿名ネットワークであるダークウェブは、Tor(トーア=The Onion Router)というソフトを使うなど、アクセスするには特定のブラウザー(閲覧ソフト)や設定、認証などが必要だ。Torの「o」のonion(タマネギ)は、タマネギの皮のように通信データの暗号化を重ねることで匿名性を確保する、という意味を示す。
Torは本来、国家の不法な検閲、アクセス制限に対し、個人が匿名で情報を発信するためのプライバシー保護技術だ。米国が世界中の通信データを傍受、監視していると暴露したエドワード・スノーデン氏も使用を推奨している。また、匿名で政府、企業などの機密情報を公開するサイト、ウィキリークスを支えるのもTorだ。
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