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永田町に落語の風? 国会議員が呉越同舟 「芝浜」に魅せられて

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落語議連の設立総会で師匠たちに囲まれ笑顔の遠藤利明議連会長(右から4人目)、小泉進次郎氏(同5人目)ら=東京・永田町で2018年11月20日、鈴木琢磨撮影
落語議連の設立総会で師匠たちに囲まれ笑顔の遠藤利明議連会長(右から4人目)、小泉進次郎氏(同5人目)ら=東京・永田町で2018年11月20日、鈴木琢磨撮影

 師走の一夜、落語好きの国会議員のセンセイたちと寄席を楽しんだ。江戸庶民の喜怒哀楽、それを珠玉の話芸で味わい、一杯やろうという趣向。ああ、笑いの力は偉大なり! 盛り上がらぬ言論の府とは打って変わり、談論風発の場となったのだが--。【鈴木琢磨】

 東京・上野にある鈴本演芸場、夜席ゆえ、すでに軽くひっかけてきたのか、ご機嫌な客もいれば、弁当を広げ、くつろぐ常連らしき客もいる。いつもの風景だが、13日はいささか違った。あちこちに胸に金バッジをつけたスーツ姿の紳士が緊張気味に舞台を見つめている。11月20日に発足したばかりの自民党国会議員有志による「落語を楽しみ、学ぶ国会議員の会」(落語議連)の第1回実演鑑賞会の参加者だった。

 若手の落語あり、ほんわか風味の手品あり、モリ・カケ問題をいじる漫才あり、粋な小唄あり。席が温まったところでトリは柳家権太楼師匠の「芝浜」。酒に目のない魚屋の熊さん、浜で50両の入った財布を拾うが、亭主がまたダメになると案じた女房、それは夢とウソをつく。腑(ふ)に落ちぬまま、熊さん、商いに精を出す。3年後の大みそか、障子と畳を替え、ささやかな幸せをかみしめる女房が真実を打ち明け、亭主に酒を勧めるが…

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