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アートピックス

「小さいながらもたしかなこと 日本の新進作家 vol.15」 伝わる鮮烈な意気込み

河合智子「On the Origin of Springs/泉の起源について」 2018年 シングルチャンネル・ヴィデオ 作家蔵

 美術館の大切な役割に、若い作家を発掘し、アートの今を伝えることがある。東京都写真美術館(東京・恵比寿)が開催している「日本の新進作家」展もその一つ。15回目の今年は、「小さいながらもたしかなこと」をテーマに5人が集った。

 まず目に飛び込んで来るのが、森栄喜の写真の赤色だ。タイトルは「Family Regained」。友人やカップルに森も加わり、セルフタイマーで撮影した。赤が象徴する愛や喜び、怒りなど家族のまとう心の高まりの中に分け入り、自己の存在を確かめているようだ。

 続く細倉真弓の「川崎」のシリーズでは、月刊誌連載時にあった磯部涼のルポテキストはなく、画像だけがページをかたどった四角い光の枠に照らし出される。写真そのものが捉えた瞬間、そして被写体に向かった時の細倉の感情が迫る。ミヤギフトシは、明かりを消した室内で、長い露光時間をかけて男性たちを撮った。「Sight Seeing/感光」と名付けられた写真群からは、暗がりの中、孤独とエロスが放たれる。

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