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K原さんちの里山探検

鳥取県南部町で暮らす自然観察指導員の桐原真希さん一家。山陰の生きものたちと里山の暮らしをご紹介します。

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K原さんちの里山探検

/19 サルトリイバラ 赤い実、リースや生け花に /鳥取

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リースでもおなじみ、サルトリイバラ=桐原真希さん撮影
リースでもおなじみ、サルトリイバラ=桐原真希さん撮影

 平地でも雪がちらつく頃、南部町の里山では赤い実をつける草木が目立ち始めます。庭先には、ナンテン、林床にはヤブコウジ、のり面にはフユイチゴにツルアリドオシと、鳥たちに「どうぞ食べて」と言わんばかりの猛アピールです。その中でも、私が特に注目しているのは、サルトリイバラという、つる植物の赤い実です。

 種子散布のために進化した色と形は、人間の目にもつきやすく、この季節に近所の林縁を見て回ると、結構な確率で発見できます。直径1センチほどの真っ赤な実が10個前後まとまって球状となり、それがつるの各所にぶら下がっている様は、クリスマスツリーのオーナメントさながらのワクワク感があります。

 高枝切りバサミでもないと回収できないなあと見上げて諦めることもよくありますが、運よく低い場所で発見したら、取り過ぎないように見極めて、とげに注意しながら剪定(せんてい)バサミで少しお裾分けを頂くことに。

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