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障害のある人と育った「きょうだい」へ 弁護士らが交流サイト

障害のある人と育った兄弟姉妹向けサイトを運営するメンバーの一人で、自身も聴覚障害のある弟がいる藤木弁護士=東京都豊島区で、蒔田備憲撮影

 障害のある人と育った兄弟姉妹が、インターネット上で思いを共有できるようにしようと、弁護士らが専用サイト「Sibkoto(シブコト)」(https://sibkoto.org/)を開設した。4月のサイト開設以降、会員数は300人以上に増えた。共同運営者の一人、藤木和子弁護士(東京弁護士会)は「率直に語り合える場に」と話す。【蒔田備憲】

     障害のある人の兄弟姉妹は、平仮名表記で「きょうだい」や「きょうだい児」と表現される。親から過度な期待を寄せられたり、心理的な虐待や育児放棄(ネグレクト)を経験したりするなど、生きづらさを経験することも少なくないという。こうした人たちが気軽に集い「自分らしく発言、交流できる場をつくろう」と企画されたのが「シブコト」だ。

     柱の一つは「掲示板」。無料で会員登録をすると、投稿や会員限定の投稿閲覧、交流が可能になる。イベント告知などのほか、障害のある兄弟姉妹の金銭管理の悩み、自身の結婚への不安など「インターネットだからこその生の声」(藤木弁護士)がつづられる。

     運営者は全員が、障害のある兄弟姉妹がいる当事者。サイトには、写真付きで運営者や他の当事者のインタビュー記事も公開している。今後はイベント報告なども伝える。

     藤木弁護士自身も聴覚障害の弟がいる。「親や当事者についてはさまざまな制度があるが、『きょうだい』は制度のはざまとなり、支援が行き届きにくい。『障害のある当事者ではないから』と悩みも出しづらい環境にある。『シブコト』が、自分の生き方を確かめられるような場にしてきたい」と話している。

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