「福島の姿、半世紀前の水俣と同じ」 水俣病テーマのカメラマン、写真集「FUKUSHIMA」出版

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水俣から福島に出稼ぎで来た人。除染作業の下請け作業に就いている。兄に重い胎児性水俣病患者がいる=福島県いわき市で2016年4月
水俣から福島に出稼ぎで来た人。除染作業の下請け作業に就いている。兄に重い胎児性水俣病患者がいる=福島県いわき市で2016年4月

 「公害の原点」といわれる水俣病をテーマに40年以上前から撮影を続けているカメラマンの小柴一良(かずよし)さん(70)が、東日本大震災による福島原発事故後の被災地の姿を描いた写真集「FUKUSHIMA」を出版した。公害と原発事故で形は違うが、環境や住民の暮らしが大々的に破壊された水俣との共通点に心を寄せ、今なお残る爪痕と悲しみを記録した。

 小柴さんは大阪府出身。昭和を代表する写真家、故・土門拳の撮影助手を経て1974年に水俣へ。網元の娘の女性と結婚し、水銀汚染魚の捕獲作業に携わりながら撮影を続けた。5年後に水俣を離れたが、同じく水俣を撮り続けている写真家、桑原史成さん(82)の勧めもあって2007年以降再び水俣へ通い続け、13年には写真集「水俣よサヨウナラ、コンニチワ」を出版した。

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