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メディア時評

シェアハウスの視点、縦横に=永田夏来・兵庫教育大大学院講師

 東京都世田谷区にあるシングルマザー向けシェアハウスを取り上げた毎日新聞5日夕刊の写真特集eye「笑顔育む母子の城」がよかった。子供たちの誕生日会やこれまでの苦労を涙ながらに語り合う母親たちの表情など、日常生活をつむぎながらお互いを支えあう様子を鮮明に切り取った写真が強く印象に残った。

 朝日新聞4日夕刊「彼女の10年」では、20~50代の女性が毎晩食卓を囲むシェアハウスを紹介している。こうした記事は、人が助け合いながら暮らす温かみに改めて気づかせてくれるものである。核家族化が進行し、「孤食」が話題となっている現代の状況を考えれば、これはシングルマザー世帯だけではなく社会全体で考えていく必要がある課題だ。だからこそ、この種の美談は人の心を打つ。

 しかしこうした「良い話」の背景には、シングルマザー世帯の貧困やドメスティックバイオレンス(DV)などがあることを忘れてはならない。シェアハウスはそこから逃れるためやむなく選んだ道かもしれないのだ。

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