林野庁「美しの森」に問題事例 倒壊寸前の山小屋、倒木で通れぬ道

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野反自然休養林の八間山山頂付近の遊歩道沿いで見つかった倒壊寸前の木造小屋=報告書より抜粋
野反自然休養林の八間山山頂付近の遊歩道沿いで見つかった倒壊寸前の木造小屋=報告書より抜粋

 「バリアフリー遊歩道」なのに倒木で通れない。倒壊寸前の山小屋――。林野庁が観光誘客を図り2017年に選定した国有林「美しの森」(全国93カ所)。群馬県内の2カ所を含め、その一部で、こんな“美しくない”実態が、関東管区行政評価局が19日公表した報告書で明るみに出た。維持管理や安全性に問題があるとして、関東森林管理局に対し6カ月以内に改善状況を報告するよう求めている。

 「美しの森」は、優れた自然景観に恵まれ、登山やハイキング、キャンプなどの観光誘客に生かせるとして、林野庁が選定した国有林。外国人観光客の取り込みも視野に、17年度から3年間で多言語標識の設置や環境整備を進めている。

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