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ルーベンス展の「読み方」 「すごかった」の感想で終わらせないために 知識蓄え理性で「解く」

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西洋美術史家の木村泰司さん=根岸基弘撮影
西洋美術史家の木村泰司さん=根岸基弘撮影

 「西洋絵画は感性で見るものではなく、理性で読むものだ」と訴えている人がいる。西洋美術史家の木村泰司さんだ。美術書としては異例のベストセラーになった「西洋美術史」の著者である。せっかくの美術展を、ただ「すごかったね」という感想で終わらせないために、開催中のルーベンス展(国立西洋美術館、来年1月20日まで)の「読み方」を教えてもらった。【小松やしほ】

 ルーベンス(1577~1640年)はフランドル(現ベルギー)の画家だ。自身の工房には多数の弟子を抱え、ヨーロッパ中の王侯貴族から絵画の制作を受注していた。「ルーベンスは『王の画家にして画家の王』とたたえられた北ヨーロッパ最大の巨匠です。ルーベンスを語るだけで、当時のヨーロッパの絵画や王族、政治事情が分かるところに、その面白さがあります」と木村さん。

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