２１世紀枠・道地区候補　釧路湖陵へ盾　／北海道

　来春の第９１回選抜高校野球大会（毎日新聞社、日本高校野球連盟主催）の２１世紀枠・道地区候補校に選ばれた釧路湖陵への表彰盾贈呈式が２０日、釧路市の同校であった。

　毎日新聞北海道支社の板垣博之総務部長が西堀隆亮校長に授与し、西堀校長から斉藤叡祐主将（２年）に盾が手渡されると、集まった生徒や保護者らから大きな拍手が送られた。西堀校長は「まだ正式決定ではないので、半分だけおめでとう」と呼びかけ「１００年以上培ってきた文武両道の精神が評価された。（他の生徒たちも）誇りと自信を持って野球部を応援しながら自分たちを磨いてほしい」と話した。

　斉藤主将は「チームがまとまらず壁にぶつかったこともあったが、しっかり向き合い、ゼロからスタートを切って乗り越えられた。支えてくれた方たちへの感謝を忘れず練習や生活に臨みたい」と意気込みを見せた。

　道高野連の狩野康弘会長は「（秋の全道大会）２回戦まで３０安打２４得点の猛攻を見せたすばらしいチーム。最終選考で２１世紀枠の３校に名前があることを祈念する」と激励した。２１世紀枠については来年１月２５日の選考委員会で、全国９地区の候補校から３校を選出。一般選考、神宮大会枠の２９校とともに同３月２３日に阪神甲子園球場で開幕する大会に出場する。【平山公崇】