米軍

シリア撤収へ IS再台頭の懸念 露・アサド政権、優位

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 【カイロ篠田航一】トランプ米政権がシリアからの米軍撤収を決めたことで、2011年から続くシリア内戦で反米の立場だった強権的なアサド政権の優位はさらに確定的となり、後ろ盾のロシアとイランの存在感も増すことになる。一方、過激派組織「イスラム国」(IS)は現在も東部の砂漠地帯などに一定の勢力を維持しており、米軍撤収がISの復活を許せば、再び地域情勢の混迷につながる恐れもある。

 トランプ大統領が米軍撤収を宣言した19日、在英民間組織・シリア人権観測所は、ISがこの2カ月間にシリア東部で700人の捕虜を処刑したと明らかにした。米軍の支援を受け、IS掃討作戦を続けるクルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)の司令官は今月、「まだ少なくとも5000人のIS戦闘員が残っている」と指摘している。

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