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がん光免疫療法 「楽天アスピリアン」にSBIが出資 総額315億円調達

がん光治療治験の仕組み

 近赤外光を使ってがんを治療する「光免疫療法」の開発に取り組む米製薬ベンチャー「楽天アスピリアン」(三木谷浩史会長)は20日、新たに1億3400万ドル(約150億円)の資金を調達したと発表した。三木谷会長が経営する楽天のほか、インターネット金融などを運営するSBIグループが主に出資した。

 今年夏までの調達と合わせ、総額2億8400万ドル(約315億円)を調達したことになる。この資金をもとに、現在実施している治験を通じて光免疫療法の事業化を目指す。

 光免疫療法は、がん細胞の表面にくっつく「抗体」に化学物質を付けた薬剤を投与し、患部へ近赤外光を当てることによって、がん細胞だけを破壊する治療法。米国立衛生研究所(NIH)の小林久隆主任研究員が開発した。同社は今月、他に治療法のない再発頭頸部がん患者を対象に日米欧など10カ国で、この治療法の国際共同治験を開始した。

 同社の三木谷浩史会長は「光免疫療法が持つ可能性への確信が強まり、追加の資金調達を実施することにした。がんが人の命を脅かすものではなくなる日まで研究開発に突き進む」、SBIホールディングスの北尾吉孝社長は「楽天アスピリアンを支援できることを大変うれしく思っている。光免疫療法の可能性を強く信じている」と、それぞれコメントを発表した。【永山悦子】

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