メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

外国人の訪問介護禁止 擬態語・味覚の理解力も必要

 外国人労働者の受け入れを拡大する入管法の改正で、介護分野は利用者や同僚との円滑な意思疎通が求められるなどの難しさがあり、他職種とは異なる条件が課される。

     政府が近く決定する運用方針案によると、新設された在留資格「特定技能」で入国した外国人は、利用者宅を訪れる訪問介護サービスは禁じられる。利用者と密室で1対1になりトラブルが起きやすいからだ。施設入所者や、施設に通ってくる利用者への入浴、食事の介助やレクリエーションなどに従事することになる。これは経済連携協定や技能実習など他の在留資格で働く外国人も同じだ。

     介護現場で使う日本語も独特だ。「傾眠」(意識障害の初期で、うとうとした状態)「褥瘡(じょくそう)」(床ずれ)などの介護用語だけでなく、「頭ががんがん痛い」といった擬態語や、「酸っぱい」「しょっぱい」など味覚に関する言葉の理解も求められる。

     「日本語能力判定テスト(仮称)」などで日常的な日本語能力を試されるのは他職種と同じだが、「介護日本語評価試験(仮称)」も課される。「介護技能評価試験(仮称)」によって介護実務への理解も問われる。

     そのほか、施設ごとの受け入れ人数にも上限を設ける。日本人の常勤介護職員らと同数までとし、特定の施設に特定技能による外国人職員が集中するのを防ぐ。雇用形態は直接雇用に限定して、派遣は認めない。

     介護分野全体の受け入れ人数は、今後5年間で最大6万人を上限とした。上限を超える可能性がある場合は厚生労働相が法相に受け入れ停止を求める。【原田啓之】

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. 質問なるほドリ 「カサンドラ症候群」って? 意図伝わらぬ障害の相手に苦悩 心身に不調=回答・野村房代
    2. 南アフリカ 航空機の車輪格納部から遺体 密入国か
    3. 世界の雑記帳 米ユナイテッド航空機内で子犬死ぬ、座席上の棚に収納指示され
    4. 猛吹雪「ホワイトアウト」で家見えず 自宅数十センチ手前で凍死 北海道当別町
    5. キャバクラ暴行死 未婚10代母、遠い自立 娘残し無念

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです