メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

若松孝二とその時代

(15)「オヤジは好きにやらせてくれた」 衣装・宮本まさ江さんインタビュー

「止められるか、俺たちを」の一場面。若松プロで助監督を務めた主人公・吉積めぐみ役の門脇麦さん。宮本まさ江さんが用意した衣装をまとい、あの時代を演じ切った=若松プロ提供

 若松プロの好評新作「止められるか、俺たちを」(白石和彌監督)は全国の一部の劇場で越年する。この連載も2019年も継続し、さらに若松孝二監督とその時代に迫っていく。第15回は、「寝盗(ねと)られ宗介」(1992年)以降、多くの若松作品で衣装を担当してきた宮本まさ江さんのインタビューをお届けする。映画全体のイメージを創り出す極めて重要な仕事であり、映画の演出とも深く関わってきた宮本さんは、若松監督が信頼して仕事を任せるスタッフの一人で、言いたいことをストレートに言い合える仲間でもあった。2人をつないだのは自由な発想であり、映画が描く人間や社会への熱い思いである。【鈴木隆】

 ――宮本さんは日本映画界の衣装で重鎮の一人であり、年間20本以上の映画に携わり続けるベテランです。若松孝二監督との付き合いはいつからですか。

 「寝盗られ宗介」が最初の仕事でした。その前に、原田芳雄さんの家の餅つき大会で何回か会っていました。ヘアメークの小沼みどりさんが若松作品「水のないプール」(82年)を担当していて、ちょうどピンク映画から商業映画を始めたころの作品ですね。彼女からも紹介されました。若松さんは、私が担当した「夢二」(91年、鈴木清順監督)の陣中見舞いにも来ていました。

この記事は有料記事です。

残り4161文字(全文4694文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 台風12号発生 今後の情報に注意呼びかけ 気象庁

  2. 神戸市立小学校でクラスターか 児童と教員ら計27人が感染 25日まで臨時休校

  3. 現場から うがい薬で「コロナに勝てる」、不十分なデータ基に会見 一府民、情報公開請求で解明 活動、ネットで広がる /大阪

  4. 全国初 レクサスパトカー GT-Rに続き会社役員が栃木県警に寄贈

  5. 菅首相は「地方に優しくない」 潜む新自由主義と翼賛の危機 「左遷」された元官僚が伝えたいこと

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです