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若松孝二とその時代

2012年10月17日に若松孝二監督が突然の事故で逝ってから5年半余りがたった。「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」「キャタピラー」「水のないプール」「天使の恍惚(こうこつ)」「赤軍-PFLP・世界戦争宣言」「犯された白衣」など、日本映画史に残る傑作、問題作を数多く残した鬼才の死を惜しむ声は今も少なくない。「映画を武器に世界と闘う」「日本映画界をブチ壊す」--。半世紀にわたって、体制への怒りと反抗心をむき出しにした若松監督がこの国にもの申し、時代を撃ち続けた力の源泉とは何だったのか。ゆかりの深かった関係者へのインタビューなどから、にんげん・若松孝二の原点と魅力に迫る。

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若松孝二とその時代

(15)「オヤジは好きにやらせてくれた」 衣装・宮本まさ江さんインタビュー

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「止められるか、俺たちを」の一場面。若松プロで助監督を務めた主人公・吉積めぐみ役の門脇麦さん。宮本まさ江さんが用意した衣装をまとい、あの時代を演じ切った=若松プロ提供
「止められるか、俺たちを」の一場面。若松プロで助監督を務めた主人公・吉積めぐみ役の門脇麦さん。宮本まさ江さんが用意した衣装をまとい、あの時代を演じ切った=若松プロ提供

 若松プロの好評新作「止められるか、俺たちを」(白石和彌監督)は全国の一部の劇場で越年する。この連載も2019年も継続し、さらに若松孝二監督とその時代に迫っていく。第15回は、「寝盗(ねと)られ宗介」(1992年)以降、多くの若松作品で衣装を担当してきた宮本まさ江さんのインタビューをお届けする。映画全体のイメージを創り出す極めて重要な仕事であり、映画の演出とも深く関わってきた宮本さんは、若松監督が信頼して仕事を任せるスタッフの一人で、言いたいことをストレートに言い合える仲間でもあった。2人をつないだのは自由な発想であり、映画が描く人間や社会への熱い思いである。【鈴木隆】

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