その寄稿が頭を離れなかった。政治家がマイノリティーである同性愛者を「不幸な人」と呼ぶなんて。
8月12日、日本文学研究者で東京大名誉教授のロバート・キャンベルさん(61)は自身のブログに、後に休刊した月刊誌「新潮45」8月号に掲載された自民党の杉田水脈(みお)衆院議員(51)による寄稿を批判する文章を投稿。自身が同性愛者であることを初めて公にした。
世間では、寄稿が同性愛者ら性的少数者(LGBTなど)を「子供を作らない、つまり『生産性』がない」としたことに批判が集中した。だがキャンベルさんは「問題点は他にも多い。今だからこそ、伝えたい」との思いで、性的少数者を巡る日本社会のありように疑問を投げ掛けた。
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