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もう一度食べたい

記者編 甲府のう巻き だしの風味香り、ふっくら

う巻きをビールで。備前焼のグラスは甲府時代にすみ江さんからもらったもの。取材当日に持参した

 「う巻き」と聞けば、今も甲府市のとある料理屋を思い出す。ちょうど20代が終わろうとするころ足しげく通っていた。東京・新宿から特急列車に揺られて約1時間半。思い出の味に会いにいった。

 JR甲府駅南口から、のんびり歩いて10分ほど。住宅街の一角に懐かしい看板が見えた。「くしだ」。ウナギ料理が自慢のかっぽう料理店だ。昔と変わらず丁寧に刈り込まれた店先の松にしばし目をやり、のれんをくぐる。「久しぶりですね!」。カウンター越しに板前の串田悟さん(54)が目尻を下げて歓待してくれた。

 記者は2001年2月から3年間、甲府支局で勤務していた。当時は左党を誇り、酒もさかなも甘ったるいものは大の苦手。仕事が終わるとよく訪れたこの店で、う巻きは特に好物だった。「くしだ」のう巻きは、白焼きした後に蒸したウナギに、さっぱり味のタレを付けて焼く関東風のかば焼きを、だしの風味と優しい塩味が利いた関西風の卵焼きが包む。夏はよく冷えたビールと、冬には山梨の銘酒「春鶯囀(しゅんのうてん)」の熱燗(…

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