海保初のスーパーピューマ引退 プルトニウム輸送船を護衛したヘリ

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海上保安庁観閲式で巡視船に着船するスーパーピューマ332(MH686)=東京湾で2008年5月17日、米田堅持撮影
海上保安庁観閲式で巡視船に着船するスーパーピューマ332(MH686)=東京湾で2008年5月17日、米田堅持撮影

 海上保安庁で初めて導入され、フランスからのプルトニウム輸送時の護衛などにも従事した大型ヘリコプター、スーパーピューマ332(登録番号MH686)が22日、解役された。海保ヘリの新時代を切りひらく先兵として活躍したが、平成に導入された海保の航空機としては初めて引退する機種となった。【米田堅持】

 MH686は、フランス・アエロスパシアル社製で全長18.7メートル、回転翼(ローター)の直径は15メートルを超える大型ヘリ。1992年、海保最大の巡視船しきしま(6500トン)の搭載ヘリとして就役した。しきしまは、フランスから日本へプルトニウム輸送をする船の護衛をするために建造された巡視船で、ヘリもこれまで巡視船で使用されていたベル212よりも大きく、強力なエンジンを持つスーパーピューマ332を2機搭載した。

 導入当初のパイロットだった菊井大蔵・日本水難救済会理事長は「船上でのスーパーピューマ運用は世界初だったので、メーカーも力を入れていた。ベル212などとはローターの回転が逆だから、操縦するときは気をつけるようにと言われて訓練した。いつか、スーパーピューマを海保の主力ヘリにしようと思ってノウハウを積み重ねていった」と当時を振り返る。スーパーピューマ332導入を機に菊井さんが後輩に教える形も変わったと…

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