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岡崎 武志・評『書物のある風景』『最後の読書』ほか

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今週の新刊

◆『書物のある風景 美術で辿る本と人との物語』ディヴィッド・トリッグ/著(創元社/税別4200円)

 書評家などと名乗っていると、子供を本好きにしたいと相談を受ける。親が本を読む姿を見せ、それが素敵(すてき)だという感性を育てること、といつも答えている。

 ディヴィッド・トリッグ(赤尾秀子訳)『書物のある風景』は、悩める親にうってつけの一冊だ。古今東西の美術作品から、本を読む、あるいは本が出てくる図版約300点を集め、解説を付した。

「はじめに」で、著者は「何百年も前に描かれた姿であれ、現在のわたしたちとまったく変わらない」と書く。本当にそうだ。

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