児童書専門の公益財団法人「東京子ども図書館」(東京都中野区)が、絶版や重版未定で入手しにくい児童文学の名作を再び子どもたちの手に届けようと「復刊キャンペーン」を展開している。
東京子ども図書館が2017年、国内外の児童文学作品約1600冊を収録したブックリスト「物語の森へ 児童図書館 基本蔵書目録2」を刊行したことがキャンペーンのきっかけだ。リストは読み聞かせ活動のボランティアや図書館職員らが約15年かけて作成。子どもたちが何度も借りたり、読み聞かせを面白がって自分から読み始めたりした作品を選び抜いた。
だが、結果としてリストの半数に上る約800冊が絶版や品切れ、重版未定となっていた。子どもの本の専門家たちが「この本こそは」と選んだ多くが入手困難という事態を受け、復刊を呼びかけるキャンペーンを決めたという。張替恵子理事長(64)は「時代を超えて子どもたちの心をとらえ、長く読み継がれる作品を残したい」と話す。
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