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第4回金子大蔵書展 新春、意欲的取り組み

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 第4回金子大蔵書展(1月4~7日、東京・東五反田の東京デザインセンター地下2階ガレリアホール)は、「書って何?」という根源的な問い掛けに挑んでいる。新春に誠にふさわしい意欲的な試みだ。金子大蔵さんは1973年、東京都生まれ。金子卓義に師事。毎日書道展審査会員。

 テーマは「鴎亭先生のことばを書く」。自らの出自への考察が避けられない、飛び切りの難問に向かっていった様子。

 大作への取り組みが苦闘の痕跡を示している。「一つの境界に達し、そこに安住してしまうと、単に職人になってしまう。芸術家は、苦心して到達した新しい道でも、出来上ったらぶち壊して又新しいものを求める……」▽「……古典と仰がれるものは、すべてその時代の前衛である……」▽「打てば響きを生じ、切れば鮮血の〓しり出る切実なる魂の叫び」などの言葉に挑むことは「現代の書」を切り開いた鴎亭へのオマージュであると同時…

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