メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

平成つたえたい

大分平和考/3 兄の長崎原爆被爆 父に死を乞う壮絶さ /大分

 「おなかが焼けるような苦しみだったそうです。自宅の刀で、兄は父に死を乞いました。育ててくれた父に……。これが、核兵器の恐ろしさなのです」

 大分市高城台の田河豊子さん(79)は医学生で17歳の若さで亡くなった兄の克(まさる)さんの壮絶な死が忘れられない。

 長崎市郊外に疎開していた6歳の時、被爆した。爆心地から9・2キロの家の台所で、すさまじい音と光、大地の揺れを感じた。大きなけがはなかったが、被爆の影響からか、小学生の頃は、貧血に苦しんだ。

 一方、軍医を目指していた克さんは、爆心地から約500メートルの通っていた長崎医科大付属医学専門部(現・長崎大医学部)の校舎にいた。机の下に隠れたが、肩と口にやけどを負った。翌日、家に歩いて帰ってきたが、破けたズボン姿で、上着はなかった。

この記事は有料記事です。

残り1130文字(全文1471文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 感染症と闘う 新型コロナ/6 マスク着用に一定の効果

  2. 視聴室 世界を変えた女の子

  3. 横浜から鳥取までタクシー代23万円不払い 詐欺容疑で逮捕 鳥取県警

  4. お年玉付き年賀はがきの当選番号決まる 賞品引き換えは7月20日まで

  5. 卓球 全日本選手権 石川、涙の逆転日本一

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです