サウジアラビア・トルコ

紅海周辺、軍拡争い アフリカ進出、拠点作り

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 【カイロ篠田航一】中東・アフリカの海運の大動脈である紅海周辺で、中東の地域大国であるサウジアラビアやトルコが勢力争いを激化させている。背景には、紅海に面するイエメンの内戦による海上交通不安定化への懸念や、「アフリカの角」と呼ばれるアフリカ北東部への影響力拡大を狙う各国の思惑があるようだ。

 2015年3月に本格化したイエメン内戦では、イランが支援するイスラム教シーア派武装組織フーシがイエメン西部の要衝の港湾都市ホデイダを制圧。その後、フーシ幹部が18年1月に「(敵が)ホデイダに進軍すれば、紅海の通商路封鎖も含めた措置を取る」と海上封鎖に言及するなど緊張状態が続く。

 こうした中、フーシと戦うハディ暫定政権を支援するサウジは対抗措置として、紅海を挟んでイエメンの対岸に位置するジブチに軍事基地を建設。英BBCなどによると、サウジと連携するアラブ首長国連邦(UAE)もイエメン対岸のエリトリアの基地を使用。イエメンへの出撃拠点としている模様だ。

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