出生前診断 急増の背景に高年妊婦の増加 新たなルール作りを

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出生前診断の件数の推移
出生前診断の件数の推移

 胎児の染色体異常などを調べる出生前診断の国内実施件数が、この10年間で2.4倍に急増したことが、国立成育医療研究センターなどの調査で分かった。急増した背景には、染色体異常の確率が上がる高年妊婦が増えたことがある。インターネットで検査に関する情報が入手しやすくなったことも大きい。東京都内の産婦人科医は「漠然とした不安を抱える検査希望者が、年齢を問わず増えた」と明かす。

 簡便で比較的精度も高い新型出生前診断(NIPT)は、日本産科婦人科学会(日産婦)の指針で高年妊婦であることなどの制限があり、約20万円と費用も高い。こうした理由で母体血清マーカー検査の利用が伸びているが、「同じ採血検査なのに、精度が高いNIPTを受けられない妊婦がいるのはおかしい」との指摘もある。

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