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スルガ銀調査報告書 創業家の呪縛 「岡野案件」解明遠く

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スルガ銀創業家関連企業への不正融資の構図
スルガ銀創業家関連企業への不正融資の構図

 スルガ銀行は27日、創業家である岡野家関連企業への融資について、30年以上にわたりトップとして君臨していた岡野光喜前会長らの不正を認め、損害賠償を求めて提訴した。「創業家支配」のいびつな経営の下、銀行から多額の不透明な資金が流れ、焦げ付いていたことが裏付けられた。だが、資金の使途や動機は明らかにされず、「闇」はなお深いままだ。

 1895年に光喜前会長の曽祖父、岡野喜太郎氏を中心に設立されたスルガ銀は、2016年まで歴代の頭取や社長を創業家出身者が占めてきた。岡野家が株主などとして影響下に置く関連企業について、調査委員会が把握したのは30社以上にのぼる。光喜前会長の2代前の頭取が設立したベルナール・ビュフェ美術館(静岡県長泉町)などの運営会社をはじめ、創業家の私的ビジネスや財産の管理、飲食店の営業など、業態はさまざまだ。

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