メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

  • 政治プレミア
  • 経済プレミア
  • 医療プレミア
  • トクトクプレミア
ソニーオープン・イン・ハワイ

2019年1月1日よりゴルフの新ルール開始。一体どう変わる?(PGA Tour)

情報提供:PGA Tour

WEEKLY TOUR REPORT Vol.141

2019年よりプロ・アマ問わずすべてのゴルフの試合のルールが変更される

2019年1月1日から、ゴルフの新ルールがいよいよ施行される。

 新ルール移行への準備期間は特になく、年明けからプロも、アマチュアも、すべてのプレーが新しいルールのもとで行なわれる。プロのトーナメントとしては、1月の第1週にハワイ州マウイ島で開催されるPGAツアー、セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ(1月4日~7日)が新ルールで実施される世界で最初の大会となる。そのため、同大会への注目度は日に日に増している。

 そもそもこの新ルールは、減少するゴルフ人口に歯止めをかけて「もっとゴルフをエンジョイしよう」という考えがあってのこと。そこから、「ゴルフをよりわかりやすく、簡単に」というコンセプトのもと、ゴルフのルールを司るR&A(ロイヤル・アンド・エンシェント・クラブ・オブ・セント・ アンドリュース。英国ゴルフ協会)とUSGA(全米ゴルフ協会)が数年に渡って、これまでのルールを検証・解析。と同時に、プロ、アマ問わず幅広く話を聞いて、それらの意見も盛り込んで作成された。

 その結果、本当に多くのことが変わる大改革となった。

 さて、その新ルール施行を目前にして、ゴルフ界は大忙し。R&A、USGAの競技委員たちは世界中に飛んで、各ゴルフ団体に新ルールの講習を行なっている。アメリカ国内でも、大学ゴルフ部のコーチなどを集めてレクチャーを行なったが、その会場には過去最大の人数が詰めかけたという。

 そんななか、施行直前のプロたちの反応はさまざまだ。ツイッターなどのSNSではちょっとした論争があちこちで起こっているが、そのなかでも、特にプロのトーナメントで影響がありそうなルールを検証してみたい。

新ルールではスパイクがつけた芝のキズを修復できるようになる Photo by Andrew Redington/Getty Images

 まずは、グリーン上。自分のライン上にあるグリーンの損傷について、これまではスパイクマーク(足跡などでついたキズ)の修復は禁じられていた。それが、今回の改正でOKとなり、「(スパイクマークによって)ライン上の芝目などが立っているので、それに当たるとどちらに(ボールが)切れるかわからなかった」という、今まで選手たちが抱えていた不安は解消されることになる。

 スパイクマークの修復禁止は、もともとプロの間でも「馬鹿げたルールのひとつ」と酷評されてきただけに、このルール改正には多くのプロが歓迎している。

ただその一方で、「数あるスパイクマークを直していると、さらなるスロープレーにつながるのではないか」(ジム・フューリック/アメリカ)といった懸念の声も挙がっている。

 グリーン上ではもうひとつ、ピン(旗竿)を差したままパッティングができるようになる。これで、これまでのようにキャディーがピンを抜いたり、差したりする必要もなくなって、当然時間の短縮につながるだろう。

 これについては、こんな見解も示されている。ピンを差したままパットを打つと、カップインする確率が高まり、「平均スコアのアップにつながる」というものだ。そうした狙いもあってか、すでにブライアン・デシャンボー(アメリカ)は「僕は可能な限り、ピンを差したままパット打つ」と表明。実際にスコアアップにつながるのか、注目される。

今後はキャディーが後方に立つのは禁止。これには元女子世界1位のステイシー・ルイスも賛同している Photo by Scott Halleran/Getty Images

 その他のルール改正で、最も多くのプロが歓迎しているのは、アドレス方向などの確認のために、キャディーが後方に立つことを禁止したことだ。

 女子プロの試合などではよく見られた光景で、現行のルールでは、プレーヤーの後方に立つキャディーは、ショットを打つまでの間にその場所を離れればよかったが、新ルールでは、プレーヤーがアドレスに入ったところで、キャディーが後方に立つことはできなくなる。それは、ショットのみならず、グリーン上でも同様で、違反すれば2打罰となる。

 この新ルールについては、元女子世界ランキング1位のステーシー・ルイス(アメリカ)も大いに賛同している。

「クラブ(のフェース)、体の向きとともに、打ちたい飛行線に向けられるのは、ゴルフの能力として大きな要素のひとつ。それは、他の力を借りるべきものではない。ルーティンを変えなければいけないプロがたくさん出てくるだろうけど、このルール改正は素晴らしいことだと思う」

 また、新ルールにおいて、一般的に最も評判が悪いのは、ラウンド中に損傷したクラブを、それがどんな理由で損傷したとしても、そのまま使用することや修理することが許されるようになったこと。要するに、プレー中に怒って、クラブを叩き付けるなどして損傷した場合、現行のルールではそのクラブは使用不可になっていたが、新ルールでは遅延がなければ、怒って壊したクラブでも修復して使用していいことになる。

いかなる理由で壊したクラブでも、修復して使えるようになる Photo by Kevin C. Cox/Getty Images

 これには、「このルールは改悪!」とツィートするゴルフファンが殺到している。主な理由としては、「プロはアマチュアのお手本であってほしい。特に怒りを露わにしてクラブを壊すようなプロが増えると、ジュニアへの影響が心配だ」という意見だ。

 今回のルール改正によって、注意が必要なこともある。たとえば新ルールでは、ボールをドロップする位置が膝の高さから、に変わる。そのため、もし現行のルールのまま、肩の高さからドロップした場合はやり直しとなる。

 他にも、ボールを探す時間は5分から3分に短縮され、バンカー内のルースインペディメント(木の枝、石など)を取り除くことができるなど、たくさんのルールが変わる。

「数試合は、競技委員も含めて慎重に対応していくが、(今回のルール改正で)プレーのスピードアップにつながるはず。きっとゴルフの楽しさが増すだろう」

 PGAツアーの関係者はそう語るが、はたしてどうなるのか。それと併せて、新たな時代に突入するゴルフにトッププロがどう対応していくのか、まずはじっくりと見守っていきたい。


情報提供:PGA Tour

おすすめ記事

広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ASKAさんが「CHAGE and ASKA」脱退を発表「ソロ活動に邁進」

  2. 大野氏初当選 埼玉知事選 与党系との一騎打ち制す 野党共闘に弾み

  3. 立花N国党首「3年後、参院議員やめ参院選出馬」 埼玉知事選敗北で

  4. 「衆院選に大きな展望」野党歓迎 大野氏埼玉知事選初当選 統一加速へ

  5. 無党派層からの支持、大野氏は6割 青島氏は3割 埼玉知事選出口調査

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです