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余録

「新語・流行語大賞」のように1年を言葉で…

 「新語・流行語大賞」のように1年を言葉で振り返る習慣は世界各地に広がっているが、それほど古いものではない。主要国ではドイツで1970年代から選出されたのが早い例で、米国ではネットが普及し始めた90年代以降のことだ▲今や飛び交う言葉の計測も容易だ。米ウェブスター辞典が「今年の言葉」に選んだ「ジャスティス(正義、司法)」は同辞典サイトでの検索数が昨年より74%増加した。米大統領選へのロシア介入疑惑で「司法妨害」が焦点になったことが一因だ▲英オックスフォード辞典も検索数が45%増えた「トキシック(有毒な)」を選んだ。英在住のロシア人スパイ親子に対する毒殺未遂事件で使われたほか、#MeToo運動に絡んで「有毒な男らしさ」が流行語になった▲米国の辞書サイト「ディクショナリー・ドット・コム」は「ミスインフォメーション(誤情報)」。ネットに流れるウソ情報だ。意図的な「ディスインフォメーション(偽情報)」と違い、本当と信じて流すことも多いという▲米国の巨大なプラットフォーマー「GAFA」の一つ、グーグルは毎年、検索で1年を振り返るビデオを発表している。今年のキーワードは「グッド(良い)」。「良い選手になるには」など検索数がかつてなく多かったという。いい話だが、言語のビッグデータを一手に握る企業だけに簡単に信じていいのかと疑う自分がいる▲いや年の瀬だ。世の中悪いことばかりではないと、そのまま受け取っておくことにしよう。

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