免田事件

強盗殺人、冤罪事件70年 死の恐怖「今も涙が」 免田さん「司法しっかりして」

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高齢者施設で暮らす免田栄さん。「死刑を待つ間のことを思い出すと今も体が震える」と話す=福岡県大牟田市で28日
高齢者施設で暮らす免田栄さん。「死刑を待つ間のことを思い出すと今も体が震える」と話す=福岡県大牟田市で28日

 1948年12月に熊本県人吉市で祈とう師一家4人が殺傷された「免田事件」から30日で70年となる。事件で死刑判決が確定した後、死刑囚として日本で初めて再審(裁判のやり直し)無罪となった免田栄さん(93)=福岡県大牟田市=が毎日新聞の取材に応じ、無実の死の恐怖におびえた日々を振り返った。今も冤罪(えんざい)がなくならないことに憤り「司法がしっかりしてほしい」と訴えた。【平川昌範】

 当時23歳だった免田さんは事件の翌年1月に逮捕され、3日目に自白したとされる。免田さんによると、取り調べでは板張りの床に正座させられ、刑事から「この野郎!」と硬い靴で肩を蹴られたり、踏みつけられたりした。

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