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米国倒す武器、増やす ソフトボール宇津木・代表監督

東京五輪での金メダル獲得を目指すソフトボール女子日本代表を率いる宇津木麗華監督=沖縄県読谷村の平和の森球場で2018年12月12日、細谷拓海撮影

 2020年東京五輪で3大会ぶりに実施されるソフトボールの宇津木麗華・日本代表監督(55)に、新年の抱負を聞いた。【構成・細谷拓海】

 昨年11~12月に約1カ月間行った日本代表の強化合宿では、選手たちに「もうカウントダウンに入ったよ」と繰り返した。代表監督に復帰してから2年。選手の目の色も変わってきたと感じている。

ソフトボール日本代表の2018年主な戦績

 この2年間、チームを作ってきた道のりは決して順調とは言えない。それでも、開幕まであと五百数十日ある。そこまでどうやって、うまく持っていくかを考えている。

 長距離打者は1年では育てられないので、この2年間は本塁打を打てる打者を育てるというテーマを掲げてきた。ただ、今回の合宿からはエンドランなど細かな戦術を意識した練習にも取り組み始めている。昨年の世界選手権の準決勝と決勝で敗れた米国をどう崩すか。体の勝負では向こうに分があるだけに、我々も何かを持っていないと対抗できない。そういう武器もこれから増やしていきたい。

 東京五輪に向けて大事な1年となる19年。海外合宿が続く2月までは、選手をいろいろと試すつもりでいる。ただ、それ以降は選手を絞り、遅れている戦略面を深めていく作業に入っていく。

 その中で、この1年でまずは守備を完璧にしていきたい。世界選手権では「アウトを取れ」と指示した場面で、ゴロを処理した内野手が走者を刺そうと無理に送球して野手選択で進塁を許すミスがあった。正面の打球を捕るのは当たり前だが、どうやって確実にアウトを取り、失点を最小限にとどめるか。最大のライバルとなる米国は攻撃力が高いので、まずはそこを考えたい。

 五輪まであと1年半。選手に求めたいことは練習の質だ。単に毎日200球、300球を打つことではない。大事なのは、代表よりも期間が長い自分のチームにいる時間。代表合宿で学んで、チームに帰っても自覚を持って練習していけるかが勝負となる。見えないところでも東京五輪の金メダルを意識しながら、高いレベルの練習をしてほしい。

 五輪が近づいてきたが、緊張も焦りもない。現役時代もそうだったが、わくわくするという気持ちだけ。今、やれば、もっと成長していく、もっと勝機が出てくる。世界選手権でも米国と良い勝負をしたのだから、自信を持って、金メダルへ向かっていきたい。

 うつぎ・れいか 中国・北京出身。1995年に日本国籍を取得し、日本代表の中軸打者として2000年シドニー五輪で銀メダル、04年アテネ五輪で銅メダルを獲得した。03年から日立&ルネサス高崎(現ビックカメラ高崎)で指揮を執っており、16年までに日本リーグ優勝6回。11年に日本代表監督に就任し、世界選手権を2連覇した。一時退いた後、16年に代表監督に復帰した。

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