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北海道平成史

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/1(その2止) 負けない、前へ 苦境乗り越え「今」 /北海道

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 平成の30年間、地震や豪雨など、多くの災害が北海道を襲った。被災地では生活の糧や日常生活など多くを失いながらも、復興に向けて力強く歩む人の姿があった。厳しい自然と向き合い、災害を乗り越えた人たちの「今」を聞いた。

生まれた仲間との絆 南富良野の農家・鳥羽光生さん

 立て続けに四つの台風に見舞われた2016年の夏。特に被害の大きかった台風10号(8月30~31日)で、南富良野町では空知川があふれ、町中心部の大半が浸水した。同町幾寅の農業、鳥羽光生さん(46)の川沿いにあった農地には大量の土砂が流入、周辺の道路は崩れてなくなり、倉庫やビニールハウス、トラクターも失った。

 旅行できた北海道に憧れ、24歳で静岡県からニセコ町へ移住した。さらに南富良野町に移り06年に就農。ハウス4棟でのミニトマト栽培からスタートした。12年に販売を始めた手作りのミニトマトジュースが道の駅で人気となり、ふるさと納税の返礼品にもなった。栽培から製造・販売まで手がける「6次産業化」に手応えを感じ、ハウスを11棟に増やして軌道に乗った折の被災だった。

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