連載

平成という時代

平成最後の年を迎えた。平成は、グローバル化やインターネットの普及を背景に社会が大きく変化し、価値観の多様化が進んだ時代だった。さまざまな変化を追うとともに、その先にある次代をどう描いていくべきか考えたい。

連載一覧

平成という時代

第3部 変化/1(その1) ルーツ二つとも私 オコエ桃仁花選手、「違い」受け止め飛躍

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
Wリーグの試合後、チームメートと笑顔を見せるオコエ桃仁花選手(中央)=愛知県刈谷市で2018年12月16日、大西岳彦撮影
Wリーグの試合後、チームメートと笑顔を見せるオコエ桃仁花選手(中央)=愛知県刈谷市で2018年12月16日、大西岳彦撮影

 大きな弧を描いて、ボールがリングに吸い込まれた。観客が沸く。昨年9月26日、スペイン・テネリフェで開かれたバスケットボール女子ワールドカップで39年ぶりのベスト8入りをかけた中国戦。得意のフリースローを決めると、この大会の日本代表最年少のフォワードが笑みをこぼした。

 「代表入りがうれしくて、頑張らないとって思ってました」。試合は接戦の末敗れたが、残り3分から8点を挙げて活躍したオコエ桃仁花(もにか)選手(19)=デンソーアイリス。ナイジェリア人の父と、日本人の母を持つ。兄はプロ野球・楽天イーグルスの瑠偉(るい)選手(21)だ。

 厚生労働省の人口動態調査で、1970年代に結婚全体の1%未満だった国際結婚は80年代から増え始め、2017年には全体の3・5%となった。両親のどちらかが外国出身のいわゆる「ハーフ」の子どもは、国内で新生児の約50人に1人。さまざまなルーツを併せ持つ日本人が、陸上などでもスポーツ界をけん引している。

この記事は有料記事です。

残り734文字(全文1151文字)

ご登録から1カ月間は100円

※料金は税別です

あわせて読みたい

注目の特集