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平成という時代

第3部 変化 「あるべき日本人」離れて 日独の間で悩んだコラムニスト、サンドラ・ヘフェリンさん

エッセイストでタレントのサンドラ・ヘフェリンさん=東京都千代田区で2018年12月20日、玉城達郎撮影

 日本人の母、ドイツ人の父の元に生まれ、ドイツのミュンヘンで育った。平日はドイツ人しかいない地元校、土曜には日本人の子どもが学ぶ日本語補習校に通ったが「どちらにも属しにくい」との思いがあった。

 小学校低学年の一時期、千葉の公立学校に通い、からかいの対象となったが、ドイツでもアジア人蔑視を下敷きにした言葉を投げかけられた。思春期には疎外感から逃れたくてドイツ人に同化しようとし、日本への悪口に同調した「黒歴史」もある。でも、どんなに日本と距離を取ろうとしても結局切り離せなかった。

 20代で日本に来て、当然のように日本人として暮らすと思っていたがそうならなかった。内心がどんなに日本人でも周囲からは「いつ国に帰るの?」と聞かれた。日本語ができ、日本名があり、親が日本人でも。ショックだった。どうすれば日本人になれるのか、今も答えは出ていない。

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