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東西冷戦

終結30年 揺れる国際秩序 わかり合える関係、再構築を 歴史学者・山内昌之氏

インタビューに答える山内昌之氏=東京都内で、岩佐淳士撮影

 冷戦は米ソ両超大国による核戦争の危機を常にはらんでいた。第一次・第二次大戦のような「熱い戦争」ではないが、中東やベトナムでの局地戦を交えた、形を変えた世界大戦だった。

 しかし、米ソは互いが「最大の敵」でありつつ、実は「最愛の敵」同士だったとも言える。両国間には時に一触即発の状況に直面しながら、ぎりぎりのところで抑止し合う論理が働いていた。イデオロギーは違っても似たような国家理性を持ち、超大国であることによって得られる利益に互いに自覚的だった。米ソ対立には「不均衡の中の均衡」があった。米国の「核の傘」や日米安保条約に保護され、経済成長にまい進できた日本は、ある意味では冷戦の「受益者」だった。

 ところが、ソ連解体でユーラシア大陸の政治力学が不安定化した。「国家対国家」という枠組みでは制御不可…

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