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「新年」に食べる

新年の始まりは1月1日に限らない。世界各国にはどんなお正月があるのだろうか。日本に住む外国人に、それぞれの国の「正月料理」を作ってもらった。世界の広さと近さを感じる周遊に出かけよう。

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「新年」に食べる

日本の中の世界/2 帽子かぶった鶏煮込み

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エチオピアの正月料理を詰めたメソブを手にするセイファさん=東京都目黒区のレストラン「Addis」で2018年12月11日、尾籠章裕撮影
エチオピアの正月料理を詰めたメソブを手にするセイファさん=東京都目黒区のレストラン「Addis」で2018年12月11日、尾籠章裕撮影

 <くらしナビ ライフスタイル>

 3000年の歴史を持つ東アフリカ・エチオピア。正月は西暦の9月で黄色い花が満開だ。祝い事には鶏をさばいて肉煮込みを作り、食後は日本の茶道に似たコーヒーセレモニーを楽しむ。

 ●手間かけ軟らかく

 麦わら帽子のようなふたで覆われたメソブという器が運ばれてきた。ふたを取ると、くるくると丸められた発酵パンのインジェラと煮込み料理が盛りつけられている。メソブは麦の茎を編んで作られており、同じ素材の脚を付けて食卓の役目を果たす場合もある。インジェラは皿代わりに煮込み料理の下にも敷かれる。

 煮込みは、「バルバレ」というエチオピアの伝統的なミックス香辛料とバターで軟らかく煮込んだ骨付き鶏肉「ドロワット」とゆで卵を中心にラム、牛の内臓、レンズ豆の煮込み。ほうれん草とニンジンが彩りになっている。

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