- Twitter
- Facebook
- はてなブックマーク
- メール
- リンク
- 印刷

西日本豪雨で最も広範囲に被害を受けた岡山県倉敷市真備(まび)町地区は、市役所支所の浸水で行政機能が失われ、復興の足かせとなった。2015年の国の調査では、自治体の3割以上が浸水想定区域に災害対策本部を設置予定で、全国的な課題でもある。一方で庁舎の高台移転は予算や住民アクセスの観点からハードルが高く、ジレンマを抱えている。【高橋祐貴】
「今回のような豪雨は今後数十年間は起きないだろうという判断だ。住民の利便性も考慮に入れた」。倉敷市総務課の担当者はこう話す。真備支所では浸水前と同じ場所で、1階部分の改修工事が進められている。
この記事は有料記事です。
残り696文字(全文961文字)