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平成という時代

第3部 変化 ITと人間らしい教育、両立を 元文相・有馬朗人さん

 学問をする時は「なぜ」と不思議に感じたり、好奇心を持ったりすることが大切だ。楽しむ心がないといけない。

 旧文部省の中央教育審議会(中教審)会長だった1996年、「これからの教育は『ゆとり』の中で『生きる力』を育てよう」という答申を出した。生きる力とは、一つには自分で課題を見つけ、考え、解決しようとする力のこと。学校ではその頃、あまりに覚えることが重視されていて、子どもたちに余裕がなかった。暗記中心の教育で生きる力は養えない。それで「ゆとり」を打ち出した。

 残念だったのは「ゆとりで学力が落ちた」と言われたことだ。指摘しておきたいが、子どもたちの学力は決して落ちていない。学力批判があった頃ですら、過去の全国学力調査に比べて同内容の問題の正答率は上昇しているのがほとんどだ。経済協力開発機構(OECD)が実施した2003年の学習到達度調査(PISA)で、日本の順位が下がったことが話題になったが、参加国が増えれば順位が変動するのは当然だ。

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