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平成という時代

平成最後の年を迎えた。平成は、グローバル化やインターネットの普及を背景に社会が大きく変化し、価値観の多様化が進んだ時代だった。さまざまな変化を追うとともに、その先にある次代をどう描いていくべきか考えたい。

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第3部 変化/3(その2止) 揺らぐ一斉授業 高校生、IT企業要職に

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インターンシップに参加する改野由尚さん(手前)=大阪府吹田市で2018年12月、梅田麻衣子撮影
インターンシップに参加する改野由尚さん(手前)=大阪府吹田市で2018年12月、梅田麻衣子撮影

 

 通学の電車に乗り込むと、すぐにパソコンを開く。広域通信制「N高校」2年の改野由尚(かいのよしひさ)さん(17)が毎朝取り組むのは、学校の勉強だけではない。大阪市のベンチャー系IT企業の「最高技術責任者(CTO)」としての“業務”も怠れない。

 改野さんは「プログラミングを学びたい」と、昨年4月に地元の工業高校からN高に転校した。現在は通学コースの心斎橋キャンパス(大阪市)に兵庫県太子町の自宅から通う。転校で1日の過ごし方は大きく変わった。

 大半の時間は課外プログラムに取り組み、インターネットの映像授業で必修教科を学ぶのは、むしろ空いている時間だ。昨年秋からは大阪府吹田市のIT企業へ週3回、インターンとして通い、ITの実践的なスキルも学んでいる。

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