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余録

今年はアポロ11号のアームストロング船長、オルドリン飛行士が…

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 今年はアポロ11号のアームストロング船長、オルドリン飛行士が人類史上初めて月に足跡を残してから50年。米国では24日に記念コインが発売される。偉業を描いた米映画「ファースト・マン」(日本では2月公開)はアカデミー賞の有力候補だ▲「OK。バニーガールを注意深く探すよ」。米航空宇宙局(NASA)が公表した当時の交信記録にはこんな音声が残されている。月には古代から美しい中国人女性とお供のウサギがすんでいるという伝説を聞かされた時のオルドリン氏の答えだ▲ヒューストンが引用したのは「嫦娥(じょうが)月に奔(はし)る」という中国の神話だ。嫦娥は夫の持つ不死の薬を盗み飲んで月の宮殿に逃げた。玉兎(ぎょくと)と呼ばれるウサギは餅ではなく、薬を作る▲その名を冠した中国の無人探査機「嫦娥4号」が月の裏側への軟着陸に成功した。切り離された探査車「玉兎2号」で環境や地質を調べる。中国の宇宙技術を誇示する世界初の壮挙だ▲NASAのブライデンスタイン長官はツイッターで祝意を示す一方、次に月から発信される言葉は中国語という米学者の意見には疑問を呈した。トランプ米大統領は1972年以降途絶えた有人月面着陸を再開させる方針だ。次も英語というライバル心の表れだろう▲人工知能(AI)など次世代ハイテク覇権をめぐる米中の競争が宇宙にも及ぶ。科学技術だけならともかく安全保障が絡むからやっかいだ。古くから人類の夢の舞台だった宇宙にまで、きな臭いレースを持ち込まないでほしい。

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