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「壁」と世界

第1部 怒れる司祭たち/5止 広がる「反ユダヤ」

北部グダニスクのシナゴーグへの投石事件後、「もう二度と(させない)」と書いた紙を手に事件に抗議する人たち=グダニスクで2018年9月、AP

 民族主義的な傾向を強めるポーランドの与党「法と正義」(PiS)は2018年1月、ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)について、「ポーランド国民が加担した」と公の場でポーランドを非難した場合、禁錮または罰金を科す法律(ホロコースト法)を下院で成立させた。ポーランド人がユダヤ人虐殺に関わった事実もあるため、すぐにイスラエルは法案を非難。だがその後、予想外の事態が起こる。近年、ポーランドでは見られなかった「反ユダヤ主義」の発言が、PiSの政治家らから大量に発信されたのだ。

 「今後、ユダヤ人と良好な関係を持つのは難しい」「反ユダヤ主義はユダヤ人自身の責任だ」--。人種差別…

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