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相手がループパスでつないできた。戻らなきゃ。シュートが来た--。丹羽海斗選手(21)=筑波大付属視覚特別支援学校=には、ボールの軌道や選手の動きが音でほぼ理解できる。
昨年11月初め、東京都内であった視覚障害者らの「ブラインドサッカー」日本対アルゼンチンの練習試合。初代表の丹羽さんは5分の出場にとどまった中でも、確かな目標を見つけた。「自分もあんなきれいなプレーをしたい」
丹羽さんは千葉県生まれ。生後半年で網膜芽細胞腫になり、両目の光を失った。小学生の頃に視覚障害者の野球「グランドソフトボール」を始め、2年前にブラインドサッカーに転向すると、昨秋には代表に初選出された。
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