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今週の本棚・新刊

『機密費外交』=井上寿一・著

 (講談社現代新書・994円)

 1945年8月14日、敗戦直前。大日本帝国政府は重要機密文書の焼却を閣議で決定した。あちこちの役所で煙が立ち上った。機密費を記録した文書も多くが焼かれただろう。本書は、かろうじて残った外交機密費の記録を読み解き、副題である「なぜ日中戦争は避けられなかったのか」という謎に迫る。

 満州事変から日中戦争前夜まで。スパイを使っての情報収集や、メディアを活用した広報活動の実態が明らか…

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